校長挨拶
この4月に赴任した丹羽信明と申します。よろしくお願いします。
本校は、昭和26年に創設された普通科の男女共学校です。
平成20年4月に、群馬県教育委員会より「ぐんまチャレンジ・ハイスクール」第1号としての指定を受けました。「ぐんまチャレンジ・ハイスクール」とは、熱意と意欲で自分の可能性を自ら開拓できる高校です。
本校では、実社会に出てから役立つ資質・能力が身に付くよう指導に努めており、基礎的な学力を着実に身に付けるとともに、様々な体験的な活動も行っております。そうした活動は、板倉町をはじめとする地域の方々のご支援により成り立っています。
〈主な取組〉
1 基礎学力の定着を目指す授業
・基礎英語、基礎数学、基礎国語などの科目を設定し、基礎を復習しています。
2 少人数クラス、少人数授業
・各学年とも、2学級を3クラスずつに分けています。1クラスの生徒数は各25名程度で、きめ細かな 指導・支援をしております。
・一部の教科では、さらに1クラスの半分(生徒10名台)という少人数で行う授業もあります。
3 多様な体験学習:「チャレンジタイム」
・1学年では英語検定、漢字検定、商業技術検定などの資格取得のための学習
・2学年では就業体験(インターンシップ)や美化活動を行う校外学習
・3学年では一般教養に関する学習及び生徒の進路希望に応じた学習
4 生徒の進路希望に応じて類型・コースに分けたクラス編成
・2学年から、就職・専門学校志望者のA類型と大学・短大志望者のB類型にわかれます。
・本校は普通科ですが、簿記や情報処理などの商業科目も学ぶことができます。
5 高校3年間を見通した計画に基づいた進路指導:「ドリカムプラン」
・1年次より企業見学や大学訪問等を行い、生徒が高校卒業後の進路を実感できるよう工夫しています。
・各学年で、生徒が社会人等の方から生の声を聴く機会を数多く設定しています。
この他にも、個々の生徒の特性に応じたクラス運営を各担任・副担任が行うなど、きめ細かな取組を行い、大変効果をあげています。また、情報化・高齢化・国際化等の社会変化に前向きに取り組む姿勢や危機管理能力の向上を図るとともに、生徒の皆さんが自ら考え行動する力の育成も図っております。
今後も、校訓が掲げる「礼節 責任 忍耐」及び校歌に詠まれる「自然のめぐみ/水の鏡〔水郷としての地を大切にする〕」「はてしない学びの道をいちずに進む」「理想に燃える」という精神のもとに、生徒の育成に努めていきたいと考えております。また、様々な取組をとおして、地域の方々と一緒に学校づくりを行い、地域に愛される学校であり続けたいと考えております。
群馬県立板倉高等学校長 丹羽 信明